2013年11月10日日曜日

映画:陽だまりの彼女

立川シネマ・ツーにて『陽だまりの彼女』見ました。

「お前のようなおっさんが?ひとりで?陽だまりの彼女を?」

ナーンて思われる方、たくさんいらっしゃるでしょうね。では逆に聞きたいです。
「何か問題でも?」と。

いや、風のうわさでうっすら、評判が良いと聞いていたものですからね。
結構期待して見に行ったわけなんですが。期待した以上ではな(略)。

<激短!あらすじ学園>
幼馴染みだったマツジュンと上野樹理が社会人になって再会、恋に落ち、結婚して幸せになるが…。


見ていてずーっと、上野樹理さん演じる女の子の描かれ方がどうにもこうにも古臭いなー、と思ってたんですよ。なんというか、尾崎豊の『Oh my little girl』的な?「気まぐれでさびしがり屋で僕が抱きしめてあげよう」的な女子像で、「いまどきー?(どんだけーの言い方で)」と気になっていたんですが、実はその描写こそがこの映画のカギでした。という。

はっきり言ってまんまとひっかかってしまった形になったわけですが、そのことでこの映画に満足したと言うわけではなく。

大事なことを切り出そうとした矢先に思わぬ事件発生!みたいなベタ展開があったり、『エターナル・サンシャイン』や、『(500)日のサマー』のオマージュ(?)、インスパイヤ(?)みたいなシーンがちらちら挟まったり、あと玉山鉄二の扱いが変とか、元いじめっ子の末路が酷いステレオタイプとか、ひっかかるところは結構ありました。個人的にはもっとなんていうか、「いかにも」な感じを抑えた演出が好きなので(もしくは我が目を疑うレベルでブッ飛んでるか)…、そこがこの映画とボクとの間に横たわる深い溝なのかな…と思いました(誰)。あと、冒頭の8ミリぽい映像とか、ラストの後日談っぽい感じとか、ちょっと「時かけ」風だったけど、劇中はそんなに大林感はなかった。(この報告いるのか)

あ、上野樹理さんは視目麗しかったです。僕が中学生だったら部屋にポスターを貼っているだろう。(仮定法)
マツジュンさんは嵐の中で一番苦手なタイプだったのですが、この映画ではけっこう好感が持てました。

劇中、ビーチボーイズの『素適じゃないか』が随所で流れるのですが、一時期この曲をバンドのライブ前のSEにしていたので、流れるたびに妙に恥ずかしくなった。いい曲ですけど。


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