2013年11月8日金曜日

映画:地獄でなぜ悪い

バンド休止中、ヒマなんで、今後ちょくちょく映画の感想アップし始めますね。(超唐突)
あきたらやめます。

新宿バルト9にて、『地獄でなぜ悪い』見ました。

最初、新宿で『クロニクル』を見ようと思っていたんですが、時間を間違えていて(馬鹿)、結局見られず。かわりにといっちゃなんですが、かねがね見たいと思っていたので見てきました。

<激短!あらすじ塾>
娘を主演にして映画を撮りたいヤクザと、その抗争相手と、映画監督に間違えられた男と、映画監督志望の男が一箇所に集結。

園子温監督は何本か好きな映画があって、中でも『冷たい熱帯魚』と『ヒミズ』は僕の中ではかなりの衝撃とともに迎え入れられました(どこから目線)。ちなみに前作『希望の国』は未見です。園監督の作品って一本一本テーマが全然違いますが、明らかに「これは園監督作品だ!」と分かるテイストがあります。それは園監督ならではの「やりすぎ演出」(明らかに違和感のある大げさな演技や、血が大量に吹き出したり、人体が破壊されたりする残酷な描写)によるところが大きいと思います。『冷たい熱帯魚』ではシリアスで重く恐ろしいテーマを掲げているはずなのに、その「やりすぎ演出」ゆえ、なぜか笑ってしまうという箇所が多々ありました。

今回の映画は最初から明らかに「コメディ」として作られているせいか、その「やりすぎ演出」が最初から「面白いもの」として受け留められることになるため、「ウケる」か「スベる」かはお客さんの所謂「笑いのツボ」にかなり依存するでしょう。意外性という面ではそこを「物足りない」と感じる人もいると思いますが、個人的には逆に安心して笑えたし楽しめました。

最後20分くらい?続く怒涛の抗争シーン、素晴らしかったです。興奮して、笑えて、泣けました。このシーンの凄まじさのせいで、話のつじつまや演技の違和感など、どうでもよくなります。

映画監督に間違えられた男、星野源さんが最後どうなるか、ファンならずとも必見だと思います。爆笑しました。あと二階堂ふみさん、僕は好きです。

あとなんとなくだけど『二代目はクリスチャン』とか『スイートホーム』を思い出した。


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